シャワーヘッドを交換しようと思った時に悩むのがMYMとKVKって何ってことじゃないですか?
何やらシャワーホースとシャワーヘッドの接続部にはいくつか型があって、MYMとかKVKの変換アダプターというのがあるんですよね。
私も最初は全然わかりませんでした。でもわかってしまえば簡単です。
あなたのお家のシャワーヘッドも交換できるようにMYMやKVKについて詳しく説明していきますね。
MYMとKVKの違いは?
MYMとKVKは溝の幅が違います。
少し前の話ですが、喜多村合金製作所(MYM)という水栓金具メーカーがありました。
しかし2008年に事業より撤廃し、その後MYM製品のメンテナンスは株式会社KVKが引き継いでいます。
MYMとKVKは違う会社だったので規格が異なり、溝の幅が違うという差があります。
標準規格はG1/2規格
シャワーヘッド接続部の標準規格は、G1/2規格(外寸18.6mm)というもので、国際標準規格なので、ほぼすべてのメーカーで統一使用されています。
下表のようにG1/2規格のシャワーメーカーであれば、アダプターなしで接続することができます。
G1/2規格シャワーメーカー |
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・TOTO ・LIXIL(INAX) ・KAKUDAI ・TBC ・YUKO ・SANEI ・ミズタニ |
下表のようにG1/2規格以外のシャワーメーカーの場合、接続用アダプターを使用する必要があります。
G1/2規格シャワーメーカー |
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・KVK ・MYM ・ガスター |
あなたの家にアダプターは必要?
まずはあなたのお家のシャワーヘッドの接続部分を確認してみましょう。
多くのメーカーは、シャワーヘッドの接続部にメーカー名が刻印されています。
もし、シャワーヘッドにメーカー名が刻印されていない場合は、水栓金具付近の裏面や側面、根本などのラベルシールを確認します。
TOTO、LIXIL(INAX)、ほか以下G1/2規格のシャワーヘッドは、そのまま取付けができます。
- TOTO
- LIXIL(INAX)
- KAKUDAI
- TBC
- YUKO
- SANEI
- ミズタニ
接続アダプター
MYM、KVK、ガスターなどG1/2規格以外のシャワーヘッドは、アダプターを使用することで接続することができます。シャワーヘッドに付属されている場合もありますし、付属されていない場合はホームセンターで購入することができます。
アダプターは、「K」「M」「G」と刻印されているものが付属されていることが多いです。
K | KVK用アダプタ |
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M | MYMのアダプタ |
G | ガスターのアダプタ |
分離できないシャワーヘッドは交換不可
シャワーヘッドの中にはシャワーヘッドとホースを分離できないタイプのものがあります。分離できない場合は、シャワーヘッドのみ交換することはできないため注意が必要です。
ホースごと交換してしまえば、シャワーヘッドの交換は可能です。
分離できないシャワーヘッドの見分け方
一番確実な方法は、シャワーの取扱説明書やホームページを確認することです。面倒な場合は、実際にシャワーヘッドを回してみて外せるかどうか確認してみましょう。
以下のメーカーは基本的に分離可能です。
メーカー | 詳細 |
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KVK、MYM | 基本的に分離可能なタイプ |
LIXIL(INAX) | 分離可能なタイプと一体型のどちらもありますので注意が必要 見分け方 ・通常のシャワーヘッド、正面にボタンが1つあるタイプは分離可能 ・左右に止水ボタンがあるタイプは一体型 |
TOTO | 基本的に分離可能タイプですが、一部一体型もあるようなので確認が必要 |
あなたのお家のシャワーヘッド交換できそうですか?

シャワーヘッドの標準規格はG1/2規格(外寸18.6mm)ということを説明しました。
G1/2規格のシャワーヘッドをお使いの場合は、新しいシャワーヘッドをそのまま交換することができます。また、シャワーヘッド交換前にそもそも交換可能なタイプか確認しましょう。
シャワーヘッドとホースが一体型の場合は、ホースも交換する必要があります。
また、G1/2規格以外のシャワーヘッドを使っている場合でも変換用アダプターを使用することで、ほとんどの場合接続可能です。
一番大事なことは、まずはシャワーヘッドが分離可能かどうかなので確認してみて下さい。