シャワーヘッドの止水ボタンって便利ですよね?
手元でシャワーを止められるので節水にもなりますしね。
そんな便利な止水ボタンにはデメリットはあるのでしょうか?
止水ボタンにデメリットはある?
止水ボタンは水栓を止めずに手元でシャワーを止めることができるのでとっても便利です。
そんな便利な止水ボタンにデメリットはあるのでしょうか?
水栓を止めずに止水ボタンを押すと水圧がもろにシャワーヘッドの止水ボタンに加わる場合があります。
これが原因で稀にシャワーヘッド本体やホースが破裂したりする場合があるので注意が必要です。
逆止弁がついていないとダメ
止水ボタンを使うことができるのは、逆止弁がついている場合のみです。
逆止弁がついていない環境で止水ボタンを使用すると止水ボタンやシャワーヘッドにもろに水圧がかかってしまいます。この状態が続くとシャワーヘッドが吹っ飛んで下手したらケガしてしまうリスクがありますので注意が必要です。
逆止弁がついていないシャワー
逆止弁がついていないシャワーには2種類あります。
- バランス釜タイプ
- 一時止水のない2ハンドル混合栓
【バランス釜タイプ】
バランス釜タイプのシャワーには逆止弁がついていないため、止水ボタン付きのシャワーヘッドは使えません。
【一時止水のない2ハンドル混合栓】
水とお湯の切り替えレバーに「止」または「STOP」等の表記がない場合は、逆止弁が付いていないタイプのため止水ボタン付きシャワーヘッドは使えません。
どちらも最近の住宅では使われることはありませんが、築年数の古いアパートとかだとまだ使われている可能性が
ありますので注意が必要です。
シャワーヘッドの止水ボタンの節約効果は?
シャワーヘッドの止水ボタンに節約効果はあるのでしょうか?
結論としては節約効果はかなりあります。
シャワーは1分間に12L使われます。水ボタンを使うことで頻繁にシャワーを止めることができます。
通常のシャワーでは1人あたり約8分使用すると言われていますが、止水ボタンを押すことで約2分ぐらい節約効果があると思います。
家族4人が1日2分節約できると考えると
12L×2分×4人×30日 = 2880L
1ヶ月あたり2880Lの節約になります。
以下の記事では、節水シャワーヘッドで1ヶ月あたり約4860L節水することで、1年で18,948円の節約になることを書いています。

この半分ぐらいの節約効果ですので、1年で約9,000円の節約効果が期待できます。
止水ボタンを押している間は水道代かかる?
止水ボタンを押している時は、水道代はかかるのでしょうか?
結論から言うと水道代はかかりません。もちろんガス代もかかりません。
水道代は水が流れることで発生しますので、止水ボタンで水の流れを止めているので水道代はかからないのです。
止水ボタン付きのシャワーヘッドの注意点
逆止弁の有無を必ず確認する
「逆止弁がついていないシャワー」で記載した通り、逆止弁の有無を必ず確認しましょう。
逆止弁がついていない場合、止水ボタン付きシャワーヘッドを使うことはできません。
止水ボタンを押しっぱなしにしてはダメ
本記事の最初の方でも書きましたが、止水ボタンを押しっぱなしにしてはいけません。
お風呂からでる時には、必ず水栓を止めるようにしましょう。
水栓を止めないと、止水ボタンに水圧がかかった状態になります。高級シャワーヘッドの場合、そのあたりの耐久性は心配ないと思いますが、ホームセンターとかで購入できるシャワーヘッドはちょっと心配ですね。
止水ボタンはあくまで一時的にお湯を止めるということをお忘れなく。