最近流行りの節水シャワーヘッドはエコキュートに対応していないって本当？節水シャワーヘッドをせっかく購入しても使えないなんてことになったら大変です。
最初に結論から言ってしますと、節水シャワーヘッドとエコキュートの相性は良いです。
その理由について詳しく解説していきます。
節水シャワーヘッドエコキュートで使える
まず、節水シャワーヘッドはエコキュートでも使うことができます。
むしろガス給湯器の方が節水シャワーヘッドと相性が悪い場合があります。
給湯器には、「貯湯式」と「瞬間式」があります。
「貯湯式」はタンクに水を貯めてから水を沸かす仕組みです。
「瞬間式」はその名の通り瞬間的に加熱しながら給湯する仕組みです。
エコキュートは「貯湯式」でガス給湯器は「瞬間式」になります。
「瞬間式」のガス給湯器の場合、ある程度の水量がないとお湯にならない場合があります。
そのため、接種シャワーへッドは水量が少ない分給湯器との相性によってはお湯が出にくい場合がありますので注意が必要です。
逆に「貯湯式」のエコキュートの場合、お湯を貯めておく仕組みですので水量に関係なくお湯を出すことができます。なので、エコキュートの場合は、あまり気にすることなく節水シャワーヘッドを使うことができます。
エコキュートは水圧が弱い？
「瞬間式」のガス給湯器の場合、水道の圧力をそのまま利用してお湯を出すことができます。
一方、「貯湯式」のエコキュートは一旦お湯を貯めて使用するため、水道の圧力を使うことができず、「勢いのいい水の流れ」をタンクに貯める際に「減圧」しているため、給湯する際の水圧が弱まってしまいます。
そのため、水圧が弱く感じるというデメリットがあります。
どのくらい水圧が弱いのかというと、一般的に水道の水圧は300〜500kPaとされています。元圧300kPaの水道を使用した場合、スタンダードタイプのエコキュートの水圧は、半分近い170kPaにまで下がってしまいます。
最近では、高圧給湯タイプのエコキュートも登場しています。
例えばパナソニックのパワフル高圧給湯に対応した機種では、水圧280kPaですので瞬間式のガス給湯器ぐらい快適にシャワーを使うことができます。
水圧が弱いのは節水シャワーヘッドで解決！
先ほどご紹介した通り、高圧給湯タイプのエコキュートを購入することで水圧が弱い問題は解決できるのですが、高圧給湯タイプのエコキュートは高いです。
ふつうのエコキュートより10万円以上も高くなってしまいますのでちょっと購入を躊躇してしまいますよね？
そこで節水シャワーヘッドの出番です。節水シャワーヘッドは、穴を小さくしたり、穴の数を減らすことで
使用する水量を減らします。
穴を小さくしたり、穴の数を減らすとどうなると思います？
そう、水の勢いが強くなります。
なので、節水シャワーヘッドを使うことで水圧の弱さを補うことができるのです。
しかも節水効果も期待できるので一石二鳥です。エコキュートを使っていて水圧が弱いと感じているようならぜひ節水シャワーヘッドに変えてみてはいかがですか？
